わんにゃんテーブル

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 テストで完成させたレシピについて 肥満傾向成犬

「結果の見方」シートを見てみましょう。

結果の見方シートをクリック

■ 何と何を比べればいいか
■ どの基準を参考にすればいいか

が、わかっていただけると思います。

「結果の見方」シートは「結果」シートと連動していますが、説明用のためのシートです。
実際にレシピを作るときは、「結果」シートと、「結果の見方」シートを行ったり来たりしないで、「結果」シートの計算結果を見ながら、食品の種類やグラム数を調整していくことになります。

・NRC・AAFCO どちらかの上限量を超えた場合
・カルシウムとリンのバランスが悪い場合

セルが真っ赤になります。

・「このレシピで摂取できる栄養」が、基準値よりも少ない場合
基準値が赤字になります。
ちょっとややこしいですが、赤くなってたら、目を向けてみてね。


数値は四捨五入で表示されていますので、「ん?」と思ったらもう一つ下の位まで表示させてみましょう。

「ちょっとだけエクセル/小数点以下の桁数」



「NRC乾燥重量ベース」と「AAFCO乾燥重量ベース」では、基準値が大きく違うものがあります。

「NRCとAAFCO/2つの基準を比較する-犬」


動作確認テストで完成させたレシピは、こんなんでした。
体重10kgで、1日に550kcalと想定しました。
このレシピは健康な子用です。疾患が疑われる場合は、調整が必要だと思います。


肥満傾向成犬用レシピ


食品のグラム数をイメージしやすいように1日分で作りましたが、1gとか2gとかは計るのがむずかしいですから、3日分くらいまとめて作った方がいいと思います

このレシピのエネルギーは、約549kcal。
  ・AAFCOの乾燥重量ベース
  ・肥満傾向成犬用乾燥重量ベース
と比較してもいいのかどうかわかりませんが、参考程度に見てみましょう。


 乾燥重量

乾燥重量=総重量−水分  このレシピの乾燥重量は、154.8gです。
乾燥重量は、たんぱく質〜リンまでの「乾燥重量あたりのパーセント(/DM)」を計算するときに必要です。


 エネルギーとエネルギー密度

このレシピのエネルギーは、549.2kcal。

エネルギー密度とは、乾燥重量1gあたりのエネルギー(カロリー)のことです。
このレシピのエネルギー密度は、549.2kcal ÷ 154.8g=3.5kcal/g。ほんとは、3.54kcal/gなので赤字になってます。
「肥満傾向成犬用推奨レベル 3.0〜3.5kcal/g」
エネルギー密度を下げるのはムズカシイですね。脂質は7%ぎりぎりなんですけどね。


 知っておきたいこと / エネルギー密度


 たんぱく質・脂質・可溶性炭水化物のバランス

このレシピでは、たんぱく質は26%、脂質は7%。
たんぱく質は、NRCやAAFCOよりもかなり多いですね。
「肥満傾向成犬用推奨レベル たんぱく質15.2〜30.3% 脂質7.1〜12.1%」の範囲内で考えました。
(エネルギー密度が3.5kcal/gを超えているので、肥満傾向成犬用推奨レベルの各数値は補正されています。)

ピトケアンさんの「イヌの食事ガイド」にいくつかレシピが載っていますし、たんぱく質、脂質などの栄養構成も書いてありますので、参考にできるかと思います。
それによると、健康な場合、たんぱく質は23〜30%、脂質は9〜21%くらいになっています。

乾燥重量あたりのパーセントで考えるとき、
たんぱく質 + 脂質 + 可溶性炭水化物 + 不溶性食物繊維 + 灰分≒100%
となります。

たんぱく質 20%、脂質 20%、可溶性炭水化物 20%
な〜んていうレシピは、食品だけで作った場合は、ありえません。

脂質を増やすと、たんぱく質と可溶性炭水化物のパーセントは下がってくるでしょう。
たんぱく質を下げようと思ったら、脂質・可溶性炭水化物のパーセントは上がってくると思った方がいいです。

「鶏の軟骨」を使ってみました。コラーゲンやコンドロイチンが含まれているそうです。肥満傾向の子は、関節にも負担になってるかなあと思って。カルシウムは期待できませんねえ。

このレシピでは、不溶性繊維 5.8%、食物繊維総量 6.8%。
便秘気味の子は、食物繊維を増やしてあげましょう。
このレシピでは、「おから」で不溶性繊維の半分以上を摂っています。


 わんにゃんの栄養 / たんぱく質

 わんにゃんの栄養 / 可溶性炭水化物と繊維


 ナトリウム

このレシピでは、ナトリウム 0.2%。
「肥満傾向成犬用推奨レベル 0.2〜0.41%」を参考にしました。
「たまりしょうゆ」を入れなければ 0.17%になり、NRC・AAFCO基準は摂れています。


 わんにゃんの栄養 / ナトリウム


 カリウム

このレシピでは、カリウム 0.82%。
「おから」は、カリウムも多いですね。


 わんにゃんの栄養 / カリウム


 カルシウムとリンのバランス

骨をあげない限り、カルシウムは不足すると思います。
カルシウム:リン=1.2:1〜1.4:1 が推奨されています。
基準の推奨値を摂るよりも、カルシウムとリンのバランスを優先させた方がいいように思います。

このレシピでは「クエン酸カルシウム」サプリメント小さじ2/3杯で467mgを補って、カルシウム:リン=1.24:1になりました
サプリメントを入れなければ、カルシウム:リン=0.40:1です。
マグネシウムを抑える必要がないのなら、「ボーンカルシウム」と併用してもいいですね。


 わんにゃんの栄養 / カルシウムとリン


 マグネシウム

このレシピでは、マグネシウム 0.069%。
「煮干し」をやめると、もっと下がります。
マグネシウムの量の調整は、悩むかもしれませんね。
そんなときは、「レシピデータ」シートを見てみましょう。


 もっと便利に / レシピデータも見てみよう

 わんにゃんの栄養 / マグネシウム


 鉄

このレシピでは、鉄 13.8mg。「鉄」のサプリメントで 9mgを補いました。
サプリメントを入れなければ4.8mgで、足りていません。


 わんにゃんの栄養 / 鉄


 亜鉛

このレシピでは、亜鉛 25.0mg。「亜鉛+銅」のサプリメントで 20mgを補いました。
サプリメントを入れなければ 5.0mgで、全然足りていません。
亜鉛は、食品から摂るのはとてもムズカシイと思います。
サプリメントを使った方がいいと思います。
私は、亜鉛:銅=10:1〜15:1にできたらいいなあと思っています。このレシピでは、12.5:1です。


 わんにゃんの栄養 / 亜鉛


 銅

このレシピでは、銅 2.0mg。主に「牛の肝臓」から摂っています。
「亜鉛+銅」のサプリメントで 0.15mgを補いました。


 わんにゃんの栄養 / 銅


 マンガン

このレシピでは、マンガン 1.2mg。主に「精白米」から摂っています。


 わんにゃんの栄養 / マンガン

 あれこれ / 穀類いろいろ


 ビタミンA

このレシピでは、レチノール 961IU、レチノール当量 2712IU。
レチノールは、主に「鶏の肝臓」から摂っています。
犬はカロテンもビタミンAとして利用できるようです。


 わんにゃんの栄養 / ビタミンA


 ビタミンD

このレシピでは、ビタミンD 120IU。主に「かつお・なまり節」と「煮干し」から摂っています。
ビタミンDは、魚に多いですね。

「かつお・なまり節」というのは、「かつお」を三枚下ろしにしたものを、ゆでて、いぶしたものです。そのまま食べられます(人間も)。犬猫用には、細かく切って冷凍しておくと便利です。まぐろのなまり節というのもあるので、ご注意を。


 わんにゃんの栄養 / ビタミンD


 ビタミンK

このレシピでは、ビタミンK 203μg。
NRCの推奨量を毎回、摂らないといけないかどうかわかりません。
詳しくは、「ビタミンK」のページをご覧下さい。


 わんにゃんの栄養 / ビタミンK


 ビタミンB、ビタミンC、ビタミンE

水溶性ビタミンであるビタミンBとビタミンCは、計算上は摂れていても、調理や保存によって少なくなっていると思うんですね。
私はレシピに関係なく、ビタミンB、C、Eはサプリメントで補うので、レシピを作るときはこれらの量は気にしません。


 わんにゃんの栄養 / ビタミンB群

 わんにゃんの栄養 / ビタミンC

 わんにゃんの栄養 / ビタミンE


 脂肪酸

私は、n-6脂肪酸:n-3脂肪酸=4:1を目安にしています。
このレシピでは、4.1:1です。EPA&DHAのサプリメントも使いました。
サプリメントを入れなければ、EPA+DHAは57mgになります。

EPA&DHAのサプリメントを1/2カプセル使う場合は、千枚通しでプツンとして絞り出しています。1回使いきり、保存はしない方がいいので、残りはママのお口へ。すぐに飲み込まないと大変なことに。。。


 わんにゃんの栄養 / 脂肪酸


 アミノ酸

アミノ酸は、「結果」シートのずずずーっと右の方に出ています。
このレシピでは、アミノ酸は全部摂れていますね。
だけど、各食品の各アミノ酸量は、まだ五訂増補食品成分表の数値が出ていないので、計算で求めました。参考程度にご覧ください。


 知っておきたいこと / アミノ酸のいいわけ



サプリメントの購入先・いつ混ぜる?・調理方法の一例など「あれこれ」



レシピを作ってみる  とにかく使ってみよう


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