食べさせない方がいいもの
■ ぶどう、干しぶどう
中毒を起こすことがある。ぶどうや干しぶどうを大量に食べると、急性腎不全になることがある。(「犬 ぶどう」でネット検索してみてね)
猫は好んで食べないでしょうけど、やめておいた方がよさそうですね。
■ ネギ類(長ネギ、玉ねぎ、ニラ、しょうが、わけぎ、らっきょう、あさつきなど)
赤血球を破壊し、血尿、溶血性貧血になる恐れがある。
貧血かどうかは、歯茎の色で判断できます。白っぽくなっていたら迷わず病院へ。
歯茎の色は健康状態のチェックになりますので、ときどき唇をめくって見ておきましょう。
■ 加熱した骨
加熱すると裂けやすくなり消化器に刺さる恐れがある。特に鶏の骨は危険。
■ 香辛料(コショウ、唐辛子、マスタードなど)
胃腸を刺激して下痢になることがある。
■ チョコレート
嘔吐や下痢を起こし、ひどい場合は急性心不全になって死亡することがある。
■ 菓子類・缶ジュース類
肥満につながる。
■ アロエ
犬にアロエを食べさせて腎炎を起こしたケースがある。
■ ジャガイモの芽
ソラニンという毒が含まれているので、取り除くこと。
■ カフェイン
不整脈をおこすなど危険。
■ 塩分の濃いもの
■ 猫の場合 アワビ・サザエ・トコブシの内臓
日光に過敏になり、被毛が薄い耳に激しい痒みが起きる。
注意したいもの
■ キシリトール
最近、話題になってます。「犬 キシリトール」で、ネット検索してみてね。
■ にんにく
少量であれば、免疫を強化する働きもあり、健康を維持するために欠かせない。
溶血性貧血の恐れがあるが、どのくらいまで大丈夫かは個体差があるので、尿や歯茎の様子をみながら与えましょう。
■ ナス科の野菜(ナス、ピーマン、トマト、ジャガイモ)
関節炎や寄生虫感染、アレルギー時には与えない。
健康な犬や猫に与える場合には、必ず火を通す。
■ アブラナ科の野菜(キャベツ、芽キャベツ、カブ、大根、ブロッコリー、カリフラワー、かいわれ大根、クレソン、小松菜、タアサイ、チンゲンサイ、菜の花、白菜、水菜、ラディッシュ、ルッコラなど)
甲状腺に問題を抱えている場合には与えるのは控えたほうがよい。甲状腺のヨウ素吸収を阻害する。
■ 貝類
たんぱく質が低いうえリンの含有量が高く、汚染の心配もあるので、基本的には使用しないほうがよい。5%の割合で、下痢を引き起こす場合がある。
■ きのこ類
食べても問題はないが、消化が悪いし犬や猫が好む食材ではない。
■ 豆類
食べ過ぎるとお腹にガスがたまって消化不良を起こすことがある。与える場合は薄皮をむいて少量に。豆腐、おからは大丈夫。
■ 種子、木の実類(ごま、ナッツ)
好ましい食材だが、そのままでは消化しないため、必ずすりつぶすこと。
■ 生の骨
ひっかかる可能性があるので、注意して与える。
■ 猫の場合 光りものの魚
アジやイワシなどの脂っぽい背の青い魚は、ビタミンEと一緒に与えないとイエローファット症にかかる。
犬の場合も、魚に多く含まれる多価脂肪酸は酸化しやすい(体内でも)ので、ビタミンEと一緒に与える。
■ 生のイカ、タコ、エビ、魚類
ビタミンB1を分解する酵素が含まれるため、必ず加熱して与える。
■ のり、わかめ、こんぶ、ひじきなど藻類
消化が悪いので、粉末にする、細かく刻む、煮てどろどろにするなどの工夫が必要。
■ 生卵の白身
ビオチン欠乏症になると言われていますが、ラットに卵を過度に食べさせた実験で表面化したものだそうです。腸管内の微生物によってビオチンは作られるし、卵黄内にも十分な量のビオチンが入っているので、ビオチン欠乏はほとんど起きないと思われる という意見もあります。
■ 塩分
過剰な塩分は体には毒ですが、塩分そのものが悪いわけではなく、ナトリウムは体には必要なものです。
市販フードは、ナトリウムの量が多いものが多いです。手作り食の場合は、ナトリウムが足りなくなる場合があるので、何らかの形でナトリウムを補ってあげた方がいいかも。
ナトリウム補給には、食卓塩ではなく自然塩(岩塩、海水塩、あら塩と呼ばれているもの)、味噌、しょうゆ(たまりしょうゆは塩分が少ない)がお薦め。
アロマセラピー
犬や猫は、人間とは代謝機能が違います。特に猫は、ずいぶん違うようです。
アロマセラピーも、わんこさんは注意すればいろいろ楽しめるようですが、にゃんこさんの場合は、エッセンシャルオイルはまずだめで、ティーツリーオイルでさえ使わない方がいいという意見もあります。
部屋にいい香りがするのは心なごむものですが、にゃんこさんには不快なだけかもしれませんねえ。芳香浴って香りを楽しむものだけかと思ったら、成分が皮膚を通じて血管から吸収され、体内で代謝されるらしいです。・・・となると、合成の香りってどうなんでしょう?って、思っちゃいます。
興味のある方は、クリステン・レイ・ベル著「愛しのペット アロマセラピー」が、参考になりそうです。