わんにゃんテーブル

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 カルシウムとリン

人間の39〜49歳の女性(基準体重52.7kg)の1日のカルシウムの摂取目標量は494.5mgとなっています。
494.5mgというのは、体重6kgの犬の推奨量と同じです。また、体重3.5kgの若〜中齢、老齢猫の3日分にあたります。(NRC2006の推奨量より計算)
体の大きさから考えると、犬や猫は人間よりずいぶんたくさんのカルシウムが必要なことがわかりますね。

 リンのパーセントから決める

カルシウムとリンのバランスは大切です。カルシウムとリンの濃度よりもバランスを優先させてもいいと思います。

レシピを作るときには、
たんぱく質のだいたいのパーセントを決める
    ↓
肉類の量を決める
    ↓
リンのパーセントを決める
    ↓
リンとバランスをとるためのカルシウムのパーセントを決める

という感じになると思います。
「骨ごとミンチ」や「骨」を使う場合は、リンのパーセントを見ながら量を決めることになるでしょうか。

リンのパーセントは、どのくらいが適切なんでしょう。

成猫の場合は、1995年の研究によると、0.3%(乾物量)のリン濃度でも悪い影響は表れなかったとあります。

0.6%(乾物量)を超えるリンの摂取は、血漿中のリン濃度の低下、クレアチニン分解の抑制、マグネシウム吸収の抑制をするそうです。
「リン高濃度の食事を摂取し続けると、腎機能に障害が生じる」という意見もあります。

腎不全の犬の場合は、「リン 0.15〜0.3%」、腎不全の猫の場合は、「リン 0.4〜0.6%」が推奨されています。

 カルシウム:リン

犬の場合、カルシウム:リン= 1.2:1〜1.4:1 が理想的だそうです。
猫の場合は、カルシウム:リン= 0.9:1〜1.5:1 となっています。

わんにゃんテーブルでまず最初に、カルシウムとリンのバランスを計算してみてほしいです。

わんにゃんテーブルでは、成分表に「とり農園」さんの「骨ごとミンチ」の成分(2006年10月現在)を入力しています。
カルシウムとリンのバランスを見てみましょう。

骨ごとミンチ成分表

「首の骨ごとミンチ」は、カルシウムよりもリンの方が多いですね。
これを使うと、カルシウムの量も増えますが、それ以上にリンの量が増えてしまいます。
つまり、バランスを考えると、カルシウムを補ったことにはならないんですね。
他の3種類はレシピを計算してみて、うまくバランスのとれそうなものを選べばいいですね。

骨ごとミンチを使ってもカルシウムが足りない場合もあると思います。その場合は、 カルシウム単体のサプリメントで補ってあげてね。

 カルシウムを補う方法

 卵殻パウダーの作り方(リチャード・H・ピトケアン著「イヌの食事ガイド」「ネコの食事ガイド」より)
1)卵殻を割ったらすぐに洗い、1ダースくらいたまるまで乾かしておく。
(卵1個 ≒ 小さじ1杯のパウダー ≒ 1800mgのカルシウム)
2)たまった卵殻を150度のオーブンで10分間焼く。
こうすれば、卵が乾ききってしまわないように施されている鉱油のコーティングがとれ、卵殻が乾燥して砕けやすくなる。
3)ナッツや種子の粉砕機や、ミキサーや、乳鉢とすりこぎで、細かい粉に挽く。鋭い破片やジャリジャリのような破片がないように十分に挽くこと。
◎ 市販品の「卵殻パウダー」もありますね。


うさぎうまさんの「カルシウム」のページに骨の成分が紹介されています。「骨折りホネばなし」も、とーっても参考になりそうです。

とり農園さんの骨ごとミンチ

サプリメント
吸収の良いと言われているカルシウムの形態
・キレートカルシウム、グルコン酸カルシウム、乳酸カルシウム
  (リチャード・H・ピトケアン著「イヌの食事ガイド」「ネコの食事ガイド」より)
・クエン酸カルシウム (アール・ミンデル著「ビタミンバイブル」より)

クエン酸カルシウムは、アルミニウム入りのお薬とは併用できません。 他の種類のカルシウムサプリを使うことになります。
お薬をあげてらっしゃる場合は、獣医さんに必ず確認してくださいね。

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