わんにゃんテーブル

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 可溶性炭水化物と繊維

 炭水化物

犬の場合
フード中にデンプンが過剰でも、犬では健康問題を引き起こさない。
市販のドライフードでは、一般的に30〜60%の炭水化物を含み、ほとんどデンプンであるが、有害な影響は示さない。

猫の場合
猫は独特の代謝の違いから、吸収された大量の炭水化物を効率的に利用する能力が欠けている。
その代謝の違いによって、猫は低炭水化物に対応する完全な肉食動物として分類され、犬は雑食動物として分類される。
もし猫が大量の炭水化物(たとえば、乾物あたりで40%以上)を摂取すれば、消化不良の徴候が起こり(下痢、鼓腸、ガスなど)、代謝への有害な影響(高グルコース血症、尿中へのグルコースの排出)が起こることがある。
乾物あたり35%までなら、耐性を持っている。   「小動物の臨床栄養学」より

 食物繊維

食品成分表の[炭水化物]には[食物繊維]が含まれています。([食物繊維]は、別掲で載っています)
[可溶性炭水化物]とは、食品成分表の[炭水化物]から[不溶性食物繊維]を引いたものです。
セル【I 17】の数式は、炭水化物−食物繊維総量+可溶性食物繊維となっています。 これは、可溶性と不溶性に分かれていない食品があるためです。

食品成分表をご覧ください。「藻類」の[食物繊維]は、「水溶性」と「不溶性」に分かれていなくて、「総量」しか載ってません。
また、アメリカの食品成分表のデータを使った「オートブラン」と「小麦ふすま」も、食物繊維の総量しかわかりませんでした。
どちらも繊維質を摂るときに使いたいものですが、これらの食品を使っても、[結果]シートの[繊維 総量]は増えますが、[繊維 不溶性]のパーセントは増えません。

肥満傾向用や糖尿病用の場合は、不溶性繊維をどうやって摂るかを悩むことになります。

わんにゃんテーブルの成分表のうち、不溶性食物繊維の多い食品上位20個です。

不溶性繊維の多い食品20個

「きくらげ」と「豆類」に多いですね。マグネシウムの量も気になるところ。
この中の「きくらげ」は、ビタミンDが非常に多いです。多すぎて使いにくいです。もし、お使いになるなら0.1gまで計れるはかりが必要になるんじゃないかしら。
豆類は消化が悪いので、調理方法を工夫しなくては。
肥満傾向用の「説明用レシピ」では、「おから」を使ってみました。

注 意

「一部の可溶性繊維、可溶性/不溶性混合物は、ある種の栄養素の小腸での消化を低下させることがあるが、腸全体の消化能には影響しない」 そうですが、
「過剰な食物繊維は、ガス、鼓腸、嘔吐、悪心、下痢などの原因になる。亜鉛、カルシウム、鉄、マグネシウムなどのミネラルと、ビタミンB 12の吸収を妨げることがある」 という意見もあります。 
また、糖尿病の犬猫では、繊維の使用により便秘がおこりやすくなるので注意が必要です。
これは、ほんとに個体差があると思います。増やすにしろ、減らすにしろ、様子をみながら少しずつ がいいんでしょうね。

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