わんにゃんテーブル

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 たんぱく質

摂取されたたんぱく質は、消化吸収によってアミノ酸に分解され、その後、大きく分けて2つの働きをします。
・ 糖質に変換されてエネルギーとして利用される
・ 筋肉や細胞などのたんぱく質を作る

糖質や脂肪の摂取を抑えて必要なエネルギーが摂取できないと、体はたんぱく質をエネルギーに変換しようとします。食事中のたんぱく質だけで足りない場合は、体の中のたんぱく質が分解されてエネルギー源となります。生きていくためには、筋肉を作るよりもエネルギー摂取の方が優先されるんでしょうね。

たんぱく質がエネルギー源として利用されると、体に有害なアンモニアが作り出されます。肝臓と腎臓は、有害なアンモニアを無毒化して尿素に変換します。たんぱく質の分解によってできた窒素の90%以上が、肝臓と腎臓で尿素に変換され、尿中へ排出されます。

手作りご飯で、穀類(炭水化物)を使わないというのは、「炭水化物の問題」ではなく、「たんぱく質の問題」になってくるんだろうと思うのですが。。。

健康な成犬のたんぱく質の最少要求量は、NRC(2006年)では約8%(乾物あたり)、推奨量は10%(乾物あたり)です。
AAFCOは18%(乾物あたり)のたんぱく質を推奨しています。

健康な成猫のたんぱく質の最少要求量は、NRC(2006年)では約16%(乾物あたり)、推奨量は20%(乾物あたり)です。
AAFCOは26%(乾物あたり)のたんぱく質を推奨しています。

「小動物の臨床栄養学」より

健康な犬や猫の要求量や推奨量を超えるたんぱく質を与えても中毒には至らない。
しかし、一見健康に見える犬や猫が必ずしも、病気とは無縁とは限らない。
慢性的な腎疾患の犬や猫では、通常3分の2以上の腎組織機能が失われるほど病気が進行しない限り、症状が現れない。たんぱく質の過剰がこの病気を進行させる可能性もある。
腎疾患以外にも、ある特定の病状(排尿や肝機能に障害のある場合、犬のストルバイト尿石の溶解など)のある場合は、食事中たん白の過剰は問題となりうる。

過剰量のたんぱく質を良いとする栄養学的根拠はない。
たんぱく質/アミノ酸要求量が充足されれば、それ以上のたんぱく質はさらなる利益をもたらすことはない。

成犬の維持用ドッグフードでは、たんぱく質は30%(乾物あたり)を超えるべきではない。

成猫の維持用キャットフードでは、たんぱく質は45%(乾物あたり)を超えるべきではない。


本村先生は「ペットの老後を健やかに!」の中で、
「腎臓疾患とたんぱく質制限に関しては、まだ知られていない部分が多くある。高たんぱく質の食事は、決して腎臓(糸球体)を傷つけることはない。」と書いています。

「肉」は必要
・ 猫はタウリンを作れないので、肉が必要です。タウリン
・ ある種の犬では、カルニチン欠乏から拡張型心筋症になりやすいので、肉からカルニチンを摂る必要があります。心臓血管系疾患

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