わんにゃんテーブル

 

 ビタミンK

 犬の場合

AAFCO2016では、ビタミンKの基準量は設定されていませんが、参考までにNRC2006のビタミンKの基準量について触れておきます。
NRC2006では、メナジオンの量として、1000kcalあたり410μgの推奨量が設定されています。(以下、NRC2006より)

・犬にはビタミンKの代謝要求量がある。しかし、天然の原材料を給餌された際の要求量は立証されていない。おそらく十分なビタミンKは腸内微生物によって合成されると思われる。

・食事中のビタミンKの要求量は腸内合成能力や吸収率、抗凝血剤などのビタミンKを遮断する要因の有無などによって変わってくる。

・抗凝結剤などを使用していない限り、通常の犬にビタミンK欠乏が起こった報告はない。慢性肝炎や長期にわたる胆汁うっ帯に伴って欠乏が起こることがある。

・多くのドッグフードはビタミンKのサプリメントを含んでいない。細菌によるビタミン合成やその吸収を妨げる複合物、またはビタミンK遮断薬を使用していない場合、はたしてサプリメントの投与が必要かどうかはわかっていない。しかし、予防策として、この量が推奨されている。

・犬において、ビタミンK過剰は研究されていない。自然に分泌されるフィロキノンに関しては投与方法に拘わらず、いずれの種においても毒性を表したことはない。

 猫の場合

AAFCO2016では、1000kcalあたり25μgの最小値が設定されています。

参考までにNRC2006のビタミンKの基準量について触れておきます。メナジオンの量として1000kcalあたり250μgの推奨量が設定されています。(以下、NRC2006より)

・猫にはビタミンKの代謝要求量がある。しかし、天然の原材料を給餌された際の要求量は立証されていない(魚主体のフードの場合を除く)。ほとんどの場合、おそらく十分なビタミンKは腸内微生物によって合成されると思われる。

・肝リピードシス、炎症性大腸炎、胆管肝炎や腸炎などの多くの病態が脂質の吸収不良を引き起こし、ビタミンK欠乏を引き起こす。

・多くの市販のキャットフードはビタミンKサプリメントを含んでおらず、使われている飼料成分や腸内合成に頼っている。
かなりの量の魚を含んでいるものを除いては、ビタミンKのサプリメント使用を表示しているフードは報告されていないため、通常ビタミンKのサプリメント投与は必要ないと思われる。

・魚の含まれていない食事の場合、ビタミンKの必要量は腸内の微生物で十分合成されると考えられている。
魚をベースとした食事には、腸内の微生物合成だけでは足らず、ビタミンンKの追加が必要であるかもしれない。魚の割合が高い食事にはメナジオンを追加すべきだと考えられるが、これらの食事においてのビタミンK必要量に関する情報は得られていない。

 メナジオンとは

ビタミンKは、脂溶性ビタミンの一種で、K1(フィロキノン)、K2(メナキノン)、K3(メナジオン)などがあります。

■ K1(フィロキノン)
緑葉野菜、植物油、豆類、海藻類、魚介類などに多く含まれる。
■ K2(メナキノン) 微生物が作り出すビタミンであり、人体内の腸内細菌によっても作り出される。納豆、肉類、青海苔、鶏卵、乳製品などに多く含まれる。
■ K3(メナジオン)
合成して作られる。自然界には存在しない。ビタミンK作用がK1やK2より強い。
天然由来のK1、K2については過剰障害は知られていないが、合成品のK3を過剰摂取した場合は、毒性があると言われている。

【ビタミンKの働き】
・体内出血を予防し、適切な血液の凝固を促す。
・骨を強くする
・肝機能障害防止

 ビタミンKの多い食品

上記の説明にあげられている疾患(慢性肝炎、長期にわたる胆汁うっ帯、肝リピードシス、炎症性大腸炎、胆管肝炎、腸炎)を抱えている場合や、抗生剤を飲んでいる時は、しっかり摂った方がよさそうです。

ビタミンKを多く含む食品

納豆に多いですね。緑葉野菜にも多く含まれています。
カリウム、マグネシウムの量に注意しながら、上手な組み合わせを探してね。

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