わんにゃんテーブル

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 ビタミンE

食品に含まれるビタミンEは、主にα、β、γ、δの4種類のトコフェロールです。
五訂増補食品成分表では、ビタミンEは、この4種類のトコフェロールの数値で表示されるようになりました。
「五訂」では、ビタミンE=α-トコフェロール
            +40/100 β-トコフェロール
            +10/100 γ-トコフェロール
            + 1/100 δ-トコフェロール
と、計算されていました。
わんにゃんテーブルでは、この計算方法で計算したビタミンE総量を載せています。

うちではレシピに関係なく、ビタミンEはサプリメントで補っているので、食品から摂ろうとしたことはないんです。猫1頭に、1日おきに100IUあげてます。
ご飯に混ぜると嫌がるので、つまようじか千枚通しで、カプセルをプツンとして口の中に絞り出してます。手に付いたEは、ママの目じりに塗ってます。。。

NRC(2006)犬
α トコフェロール(mg) : 多価不飽和脂肪酸(g)=0.6 : 1 以上を推奨している。
(多価不飽和脂肪酸1gにつき、α トコフェロールを0.6mg 以上摂りましょうという意味ですね。α トコフェロールのmg は、エクセル表の[結果]シートのビタミンEのmg の数値でいいです。)

犬に対するビタミンEの毒性の情報はない。
447mgのビタミンEを17週間与えても、毒性は表れなかったとする研究(2003年)がある。
NRC(1987)では、1000〜2000IU/kg(乾物量)を上限許容量としていた。

NRC(2006)猫
ビタミンEは、最も毒性の少ない脂溶性ビタミンであると考えられている。

過渡のビタミンEは、ビタミンDとビタミンKの働きを弱めることがある。2200 IU/kg(乾物量)のビタミンEは、成長を妨げ、血液凝固率を増大させ、骨の無機化を妨げると考えられている。

生後3週間の仔猫に100〜200mg/kg/日のビタミンEを与えると、死んでしまうことが多い。1000mg/kg/日では、仔猫は全部死んでしまう。
(kgは、体重のことだと思います。乾物量だったら、1日あたりとは言わないと思うので・・・)
ビタミンEを強化した鮭とツナを主体としたフードを与えると、血液凝固異常が起きるが、ビタミンKを補給することで回復した。

ビタミンEの上限量に関する情報はない。

「小動物の臨床栄養学」によりますと、
「ビタミンEは、最も毒性の少ないビタミンの1つである。高濃度でも動物やヒトはあまり悪影響を受けることがない。
しかし非常に多量の投与量では、ビタミンD、A、Kの吸収が減ることによって、骨の無機化を損なったり、肝臓中のビタミンA貯蔵を減らしたり、凝血異常が起きるといった他の脂溶性ビタミンに対する拮抗作用が生じることがある。
AAFCOによって犬への最大量は、1000IU/kg(乾物あたり)と設定されたが、これ以上の濃度が犬にとって毒性があるとか、有効であるなどの証拠は全くない。
動物における炎症性の皮膚病の多くは、ビタミンEの経口投与の処置がなされる。
ヒトでは食事中にかなり高めの濃度でビタミンEを与えても、病理学的に毒性はでなかった。」

人間の場合です。

「とりすぎの害が出ない許容上限摂取量は、所要量の60倍です。
脂溶性のビタミンのなかでは、とりすぎの心配が少ないビタミンです。
所要量の8〜10mgは欠乏症が出ない量に、少し安全率をみたもので、積極的な生活習慣病の予防をねらったものではありません。動脈硬化を防ぎ、老化を遅らせるためには、100〜300mgぐらいが適量とされています。」 (主婦と生活者「からだに効く栄養成分バイブル」より)

・甲状腺機能亢進症、糖尿病、高血圧、リウマチ性心臓病の人は、ビタミンEの使用は慎重でなくてはならない。この病気を持っている人は少ない量からはじめて、1日あたり100IU単位で月ごとに増やし、最終的には1日あたり400〜800IUにする。

・リウマチ性心臓炎に苦しんでいる人は、心臓の左右房のあいだにインバランスがあることを知っているべきだが、多量のビタミンEはそのインバランスを増大させ、状態を悪くする。(サプリメントを使う前に医師に相談すること)

・ビタミンEは高血圧の人の場合、血圧をあげる。しかし、ビタミンEのサプリメンテイションを少ない量からスタートさせて、じょじょに増やしていけば、このビタミンの利尿薬的特性もあって、最終的には血圧が下がる結果になる。

・糖尿病の人は、ビタミンEによってインスリン量を減らすことができる。医師に相談すること。

・ビタミンEは、減らすときもじょじょに行うこと。  (アール・ミンデル著「ビタミン・バイブル」より)

本村伸子著「もう迷わない!ペットの健康ごはん」によりますと、
犬 100 IU/10kg(体重)/日
猫 400 IU/1回/週
「特に猫の場合は、ミックス・トコフェロールを消化しにくい。」とありました。

石堂徹生著「飲んではいけない!サプリメント」には、ビタミンEについて「2004年11月、米国心臓協会が多量のビタミンEを摂取すると、死亡率が10%くらい高くなるという」と、書いてあります。 この記事のことのようです。 違う臨床試験もありました。
人間の場合、「健常者の安全な摂取量は400IUまで」となったようです。

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準2005年版」によりますと、
ビタミンEの摂取基準は、αトコフェロールとして
  30〜49歳 男性 目安量 8mg≒11.9IU 上限量 800mg=1192IU
  30〜49歳 女性 目安量 8mg≒11.9IU 上減量 700mg=1043IU

  400IUは、目安量の約34倍

うちのにゃんの場合、体重4.5kg 1週間のNRC推奨量 18IU
サプリメントは、2日で100IU → 1日50IU → 1週間で350IU(推奨量の約19倍)
人間と犬猫では、違うんだろうなあ・・・

さあ、どうするかは悩んでくださいね。
推奨量に足りない分だけ、サプリメントで補うという方法もあるでしょう。
天然型のビタミンEのサプリメントには、頭にdをつけて「d-α トコフェロール」などと表記されています。「dl-」となっているのは、合成型のものです。
ビタミンEの単位単位のおさらい

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